
私が香港に旅立った時、なーんにも香港のことを知らなかった。
台湾の近く?
中国語が共通語?
みんな自転車移動?
ひと昔の日本みたいな田舎な感じ?
……25年間茨城から出ずに、ろくに勉強せずで無知オブザ無知。ご、ごめんなさい!
今はもうさすがに昔よりは少しだけ香港について詳しくなったよ。
今でもよく住んでるの台湾だっけ?あれ、香港ってどこ?って聞かれるから、
ちょっと今日は香港について書いてみる!
そもそも何故香港に?
結論から申し上げます。なんとなくw
茨城生まれ、茨城育ち。25年間ずっと茨城に住み、実家暮らし。
ある日、ふと茨城から出て一人暮らししてみようと思った。
東京…?千葉…?いや、思い切って関西…?
考えた末に引っ越したのは、何故か香港。ほんとに何故
幼い頃、空港のチェックインカウンターで働くのが夢だった。
が、英語教師Cが嫌すぎて、その夢は簡単に消えた。
だから全く英語もできずにいたんだけど、
どっかで海外への憧れ?があったみたい。
高校卒業後は社畜となり、
名ばかりの有給を使えることはほぼなく、
初海外は24歳のグアム格安2泊3日の旅。(どこいっても日本語が通じたwほぼ国内旅行。)
そんな全く取り柄のない私にもひとつだけ強みがあった。
失うものがないという強さ。
高学歴なら、経歴を綺麗にハイレベルを保ちたかったかも。
小金持ちならお金が減るのが怖かったかも。
大好きな彼氏でもいたら結婚したいから離れたくないと思ったかも。
私には綺麗さっぱり何にもなかった!
でも嫌だったらすぐ帰りたかったし、
アメリカとかは遠くて時差も不安だったからとりあえず近場にいってみようと…
理由をつけるとすればこんな感じ。
それで行ったことも興味も知識もなかったけど
なんとなくで香港に行くことにした25歳の冬。
周りの友達は、結婚して子育てに奮闘する中、
変人の私は20万円(10万円は母がなけなしの貯金をもたせてくれた。)と
小さなキャリーだけ引いて旅立ったのだ。
でも今これだけはハッキリ言っておく。
あの時、行っといて良かった!!!
まさに私の人生のターニングポイントとなった。
香港情報

| 香港 | 東京 | 茨城 | |
| 国 | 中国香港特別行政地区 | 日本 | 日本 |
| 人口 | 747万人 | 1398万人 | 280万人 |
| 面積 | 1110㎢ | 2193㎢ | 6097㎢ |
| 言語 | 広東語、英語、マンダリン | 日本語 | 茨城弁 |
参照:https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/hongkong/data.html
1997年までイギリスだった?
まず私が来た当初驚いたのは、みんな英語を話せること。
そして、割とつい最近な1997年までイギリス領だったこと。
え?ずっと中国じゃないの?って思ったよね。
今現在も香港特別行政地区として中国本土とは別に政治などのシステムがある。
最近は色々問題や、国家安全維持法の制定があったけど、一国二制度は継続中。
という背景から、英語表記はどこにでもあるし、
どんなサービスも広東語(もしくはマンダリン)か英語を選択できるからとても暮らしやすい。
香港人
みんな香港は中国でしょ?香港にいるのは中国人でしょ?って思うよね。
私もそうだった。
でも実際は、話す言葉も違うし考え方なども違う。
共通言語の広東語は、一般的な中国語(マンダリン)とは全然別物。方言ってレベルじゃないw
例えばニーハオは広東語だとネイホウ。シェイシェイはンゴイまたはドォーチェ。
しかも使ってる漢字も違うという…
なので、香港人は自分たちのことを I’m Chineseとは言わないのよね。
”中国人”としてカテゴライズしてほしくない、という人が多いのは事実。
ちなみに香港人はみんな英語の名前を持ってるの。
例えば現在の行政長官は林鄭月娥。英語名はCarrie Lam。
駅の名前、道路の名前、マンションの名前みーんな漢字と英語名があるのよ。
大都会なのに海山も近い、週末はサクっと海外旅行
香港初上陸後の第一印象…大都会!誰よ、昔っぽいとか田舎なイメージとか言ってたやつは。
私的に東京よりも断然香港の方が都会感。というのも高層ビルの規模が全然違って、80階以上のビルがわんさか。
アジアを代表する金融都市で、人も多く、田舎育ちの私は最初戸惑いまくりました〜
とはいえ、休日には海や山にもとっても行きやすくて、
タクシーでビューンと30分走ればビーチエリアや山に行けたり、離島も沢山あって中心部からフェリーで30分と自然も多い。
そして香港からは色々な国に海外旅行に行きやすく、タイ、フィリピン、ベトナムは〜3時間ほどで行けたりするから、
金曜夜に出発して土日で海外旅行なんてのも可能。
おかげさまで24歳で初めて海外デビューした私も、香港から10カ国以上行くことができた。
いいとこいっぱい
何よりも香港は日本人の私にとってとても住みやすい。
近くにはイオン、ドンキホーテがあって日本の食材も手に入るし、
吉野家、すき屋、サイゼリヤ、大戸屋…日本のチェーンも沢山。
実は来た当初1年くらいはネットもあまり使えないポンコツだったから、日系のスーパーも知らなかったけど…
普通に道歩いてても日本の商品はそこらじゅうで見かけるし、香港人はとっても親日の人が多い!
ありがたい環境なのであーる。
その他にもいいこといっぱい。
- 給与所得税の標準税率15%、累進課税2〜17%。消費税、配当税、相続税、キャピタルゲイン税なし等
- 美味しいお店が沢山あって、中華以外の色々な国の料理が食べられる
- 女性も働きやすい環境が整えやすい
- 寒い時期が短く、温暖気候
- みんな自由で年齢にとらわれていない
- 日本に帰りやすい(成田まで約4時間半)コロナがなければ…1年4回は帰ってた…
もちろん嫌なとこもあるよ。
家賃は30万超えなのに狭い〜とかね。庭付きの家いいな…
でも今日は、いいことで終わりにしておく!笑
実はちょっと前まで、ぶっちゃけあんまり香港好きじゃなくて。
嫌なところばかり目についてしまい、あ〜茨城帰りたいっていつも思ってた。
でも、最近は今あるもの、環境に感謝して過ごすようにしてるよ。
さみしいことも勿論あるけど、全部いい経験だし、今香港に暮らしてることには意味があると思って。
子供の経験値としてもさ、自然にいろんな文化を知れるって貴重かな〜ってね。
これからも香港のいいところ、美味しいものについても書いていこう!そうしよう!
ではまた〜〜〜。


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